家づくりQ&A

Q&A 防犯面が不安!? 平屋の防犯対策について

2024.07.01

こんにちは。長沢です。

平屋は子育て世代、シニア世代、一人暮らしの方など、幅広く人気がありますが、
防犯面が不安と思われている方も少なくないのではないでしょうか。
今回は平屋の防犯対策についてお話しさせて頂きます。

まず平屋の防犯性については、侵入経路となりうる窓や出入口、ターゲットになりうる空間(リビング、居室など)が全て1階にありますので、狙われやすいと言われております。
また2階建てと比べると比較的広い敷地に建てられるわけなので、周囲から見えやすく、犯罪の事前調査もしやすいと言えます。

そんな不安も防犯対策をすることによって、安心の平屋ライフが可能です。

大事なポイントを3つ下記にまとめました。

 

①窓の配置や大きさの配慮

警視庁の令和5年データによりますと、一戸建ての住まいは圧倒的に侵入経路が『窓』から多く、
55.2%を占めております。
窓は光や風、景色を取り入れる大切な役割がありますが、プラスして防犯配慮も含めた検討が必要です。
出入口のできる掃出し窓の位置や大きさの検討、
オーソドックスな引違だけではなく、人が入りにくい大きさの縦すべり出し窓、横すべり出し窓の採用、高窓(ハイサイドライト)にして足場無しでは届かない位置にすることなども効果的です。

掃出し窓や侵入可能な大きさの窓は『防犯合わせガラス』の採用をおススメしています。
空き巣はガラスを割って手を中に入れて鍵を開けて侵入することが多いと言われておりますので、
割れにくくて破られにくい『防犯合わせガラス』を採用することによって空き巣が避ける可能性が高くなります。

大きな窓にはもちろんシャッターも効果的です。

 

②センサー付きライトの採用

人の動きを感知して点灯するセンサーライトを採用することも防犯対策として有効です。
特に外からの死角になりやすい所に設置すればより効果的ですし、
明るさを嫌う空き巣にとっても嫌な存在になるはずです。

③外構計画

門扉や塀、生け垣などで回りを囲うと物理的に入りにくくなりますが、
高い塀などは一度入られると外から見えなくなるので、かえって防犯性は低くなると言われております。
オープン外構の場合は死角が出来にくくなるのでその点は良いのですが、
心理的な不安感や、外からの視線が気になる場合もありますので、
どこまで囲うか、またオープンにするかはバランスを考えることが重要になってきます。

防犯面で言えば塀や生け垣は高さよりも、メッシュフェンスやある程度隙間のある格子にするなど見通せることが大事です。
外からの視線カットと相反することなので先程申したバランスを考えることが非常に重要ですよね。

また防犯砂利を敷くのも足で踏むと音が出るので対策になります。
人目に付かないような裏手や窓の下だけでも敷いてあげると効果的です。

その他にも防犯カメラの設置やセキュリティシステムの導入なども、もちろん効果的な防犯対策ですよね。
いずれにしても平屋は防犯面で難点があるといわれているので、何かしらの対策をすることが大事です。
防犯に配慮しているということは、空き巣に狙われにくくなります。
なぜならば入りにくい家をわざわざ狙うより、入りやすい家を狙いますから。

それと先程お伝えした警視庁のデータで侵入経路は『窓』が一番多いのですが
侵入の手口として最も多いのはガラス破りでもなく、ドア錠破りでもなく、実は『無締まり』なんです。
鍵のかけ忘れが最も危険ということです。

最近の窓は二重、三重ロックが当たり前のようについていますので、
窓をしっかりと施錠する習慣忘れずに行っていただきたいと思います。

DAISHUでは建築士がご相談からお引渡しまでずっとサポートさせて頂きます。
防犯に配慮した窓の選定や配置、照明計画、外構計画も建築士がしっかりとアドバイス、ご提案をさせて頂きます。

千葉市、印西市、八千代市等で平屋をお考えの方は是非DAISHUにご相談ください。
安心の平屋ライフを過ごして頂けるよう精一杯お手伝いさせて頂きます!

どうぞよろしくお願いします。

 

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この記事を書いた人
長沢 逸郎
住宅アドバイザー

二級建築士/宅地建物取引士