土地が狭くても平屋は建つ?敷地活用アイデアと設計の工夫
こんにちは。平屋専門建築士の長沢です。
「平屋住宅=広い土地が必要」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、近年では都市部や限られた敷地でも実現できる“コンパクトな平屋”が注目されています。
限られた土地でも、工夫次第で快適な暮らしを叶えることは十分可能であり、実際に当社にもそのような事例が増えております。
【1. 平屋は“広さ”より“効率”が重要】
平屋住宅は階段がなく、生活がワンフロアで完結するため、生活動線がシンプルです。
その分、廊下や階段に取られる面積を省略できるため、限られた敷地でも有効に空間を活かせます。
例:約27坪の敷地でも、快適な平屋プランは十分可能。
【2. 狭小地でも工夫次第で快適に】
以下のような設計工夫がポイントになります:
- 間取りの「回遊性」を高めて、少ない廊下でも快適動線に
- スキップフロアやロフトを使って収納・趣味空間を確保
- コンパクト中庭(ライトコート)で採光・通風を確保
- 天井を高くして空間的な広がりを演出
- 壁面収納や家具の造作で空間の有効活用
【3. 建ぺい率・容積率の確認は必須】
狭小地で平屋を建てる際は、建ぺい率(敷地に対する建築面積)と容積率(延床面積)の制限が重要です。
- 例えば建ぺい率60%、敷地が25坪(約83㎡)なら
→建築可能面積は約15坪(50㎡)
→15坪でワンルームや1LDK、工夫次第で2DKも可能
【4. 平屋に適した土地形状とは?】
狭い土地でも、下記のような形状であれば設計しやすくなります。
- 南北に長い長方形:採光や通風が取りやすい
- 角地や旗竿地の奥が広い形状:プライバシーを確保しやすい
【5. 平屋+外構で“空間の広がり”を演出】
建物がコンパクトでも、デッキテラスや小さな庭、坪庭、玄関ポーチを工夫することで、室内外のつながりを感じる暮らしが可能です。
「狭い土地だから平屋は無理」と思い込まずに、目的に合った間取りと設計力で、平屋ならではの快適さは十分に実現できます。
土地選びや設計相談の段階から、平屋に強い建築会社に相談することがカギです。
市川市、船橋市、千葉市、印西市、八千代市近辺で平屋住宅を建てるなら是非DAISHUにご相談ください。
地元市川に根付いて37年、地域をよく知る工務店だからこそできる心地よく快適な暮らしの実現を一緒に叶えましょう!
◆土地を探しの方はこちらもご覧ください◆
→『平屋はどれくらいの坪数が必要?』

二級建築士
宅地建物取引士