Q&A 平屋の屋根のおススメはありますか?
こんにちは。長沢です。
住宅の外観デザインの決め手にもなる屋根形状。
日射を遮る、雨風をしのぐことが本来の役割ですが、その屋根の形は様々です。
屋根材の素材は何がいいの? そんなお悩みはございませんか?
今回は屋根についてのお話をさせて頂きます。
Q.平屋の屋根のおススメはありますか?
A.平屋は屋根形状によって印象が大きく変わってまいります。
2階建てや3階建てよりも建物の高さが低く屋根面積も大きいので、
目に留まりやすく、勾配や素材によっても表情が違います。
また法律的な高さの制限も影響を受けにくいので、設計の自由度も増してきます。
屋根にはいろいろな形状がありますが代表例をご紹介いたします。
【切妻屋根】
屋根形状の中では最もポピュラーで和でも洋でもどちらにもマッチする三角形の屋根です。
子供が家の絵を描くと大体が切妻屋根ではないでしょうか。
勾配によってまた印象が変わりますが、基本的には軒を出して夏の日射遮蔽、冬の日射取得などパッシブな計画がしやすいです。
【片流れ屋根】
大きな1枚の屋根が一方方向に傾斜しているシンプルな屋根形状です。
モダンな印象を与え、南下がりの屋根にすれば太陽光発電のパネルを設置する面積を最も多く確保しやすくなります。
また高い方にはロフトを計画しやすく余剰空間を効率よく利用することが出来ます。
【寄棟屋根】
勾配のある4面の屋根から成り立っていててっぺんが棟と言って直線で繋がっている形状の屋根です。
趣があって重厚感のある外観となります。
また四方が屋根面となっているので外壁に負担がかかりにくくなります。
【陸屋根】
傾斜のない平らな屋根のことをいいます。
外観はいわゆる箱形の形状になりますので個性的なデザインとなり、シンプルモダンテイストの建物になります。
フラットな形状なので屋上を有効利用することが可能です。
続いて屋根の素材についてご紹介いたします。
【ガルバリウム鋼板】
アルミと亜鉛の合金メッキ鋼板で、耐熱性、耐食性、防腐性の高さが魅力的な素材です。
また他の素材に比べると軽量なため、耐震性の高さも期待できるでしょう。
加工もしやすくどんな屋根形状にも対応しやすいDAISHUおススメの屋根材です。
【瓦屋根】
大きく分けると和瓦と洋瓦の2種類あります。粘土を使った焼き物の昔ながらの屋根材で
その耐久性の高さは他の素材に比べて優れています。厚さがある分、遮音や耐熱の効果も高いです。
ただ重みがあるので、耐震など考慮する必要があります。
【スレート(コロニアル・カラーベスト)】
繊維とセメントを板状に成形した薄い屋根材です。
他の素材に比べると価格が安く近年多く採用されている屋根材の一つで、
豊富なデザイン、カラーバリエーションが用意されています。
ただし耐久性がそれほど高くないことから、定期的な塗装や葺き替え工事が必要なので
将来的なメンテナンスコストのことも考えて選択されるのが宜しいと思います。
近年では耐久性の高い塗料や遮熱効果の高い塗料を施した製品もございます。
いかがでしたでしょうか?
デザインや機能的にも大事な屋根形状と屋根の素材についてご説明させて頂きました。
平屋を検討する上で参考にして頂ければ幸いです。
千葉、印西、八千代周辺で平屋をご検討の方は是非DAISHUにご相談ください。
暮らしを楽しむ住まいづくりを精一杯ご提案させて頂きます!
どうぞよろしくお願いいたします!
◆屋根のデザインと環境調和: パッシブデザインの視点◆
→『周囲の環境を適切に建物に組み込む設計技術とパッシブデザイン』
二級建築士/宅地建物取引士
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