家づくりQ&A

Q&A 平屋に向いている土地、向いていない土地はありますか?

2023.09.16

こんにちは。長沢です。

憧れの平屋暮らしを実現するには土地選びも重要です。

既に建築地が決まっている方はその土地の特性を最大限に活かして設計をするのみですが、
土地探しから考えている方はどんな土地が平屋に向いているのか?または向いていないのか?
をしっかりと把握して土地探し、土地購入をして頂きたいと思います。

 

Q.平屋に向いている土地、向いていない土地はありますか?

 

A. 平屋はLDKや水回り、寝室や子供室、収納などすべての要素をワンフロアに納めなければいけないので、同じ延床面積の2階建てに比べるとその分土地の面積が必要になってきます。
また1階のみで採光や通風を確保しなければならないことや、外からの視線が届きやすいことから、周辺環境にも影響されやすいです。例えば周りにマンションやオフィスビルなどの高い建物が建っていると採光、通風は不利になり視線も気になるので向いていないといえます。

土地には大抵、『用途地域』という建物の用途制限や、建築面積・延床面積を制限するための『建蔽(けんぺい)率』や『容積率』というルールがあります。

用途制限とは建物の種類を制限することです。
例えば閑静な住宅街にパチンコ店などが建てられてしまうと、周辺住民は騒音に悩まされてしまいますよね。こういった無秩序な街づくりが出来ないように制限されているのです。

向いている土地として用途地域的には一種or二種低層住居専用地域であれば住宅以外の建物にある程度の制限があり、高い建物が建てづらいためお勧めです。ただし建蔽率が比較的小さく抑えられているため、その分土地の広さが必要になるケースが多くなります。

あとは土地の面積がどれくらいあれば平屋が建てられるか?ということになりますが、
希望の間取りがどれくらいの大きさになるか?によっても変わってきますよね。

例えば弊社ホームーページに掲載しているプランで『3LDK 24坪』の場合ですと、
建蔽率50%の地域であれば土地面積が48坪以上必要となります。
実際には、基本プランよりもう少しLDKを大きくしたいとか、収納を増やしたいとか、その他車の台数やお庭の広さなど、追加のご要望もあると思います。

ご希望の建物がどれくらいの面積になるのか、どのようなライフスタイルか、またそれに合う土地の面積がどれくらい必要か、といった点について、
土地探しの前に、工務店や建築士にご相談されることをお勧めします。

憧れのスローライフ・田舎暮らしが叶えられそうな地域、隣家との距離も結構離れていて周りに森林や田畑があるようなところは、ほとんどの場合が『市街化調整区域』。
住宅の建築そのものが出来ないケースが多いので、そのような土地を検討される場合は、まずは建築が可能かどうかを確認しましょう。

また、水害が発生した場合に2階へ避難することが出来ない平屋は、浸水がしにくい立地条件を考慮することもとても大切なこと。
各行政が作成している『ハザードマップ』がありますので、そちらも確認されるとより安心につながりますね。

弊社がある市川市は都内に隣接していることもあって、地価も高く、平屋が建てられる広い土地も少ないのが現状です。もちろん場所にもよりますが、千葉市、印西市、八千代市辺りなどは比較的広い土地がお求めやすいのではと思っております。

千葉市・印西市・八千代市で平屋をお考えの方は是非DAISHUにご相談ください。
この土地はどうかな?と思ったらまずはご連絡をお待ちしております。

家づくりを安心して進めて頂けるよう精一杯お手伝いさせて頂きます!

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

この記事を書いた人
長沢 逸郎
住宅アドバイザー

二級建築士/宅地建物取引士