Q&A 平屋で屋上バルコニーを設置するのは可能?
こんにちは。長沢です。
屋上バルコニーは様々な生活シーンの中で活用できる優れもの。これは平屋でも同じこと!!
アウトドアリビングで使用したり物干し場として使用したりガーデニングで使用したり・・・夢いっぱい溢れる空間になるでしょう。
ただし気になるコスト面やメリット、デメリットも考えなくてはなりません。そちらをしっかりと把握したうえで採用を検討されることが大切です。
今回は屋上やバルコニーに関するQ&Aです。
Q.平屋で屋上バルコニーを設置するのは可能?
A.可能です。
屋根を一部もしくは大半をフラットにしてつくる屋上。屋内からアクセスする場合はペントハウス(塔屋)と呼ばれる小屋を作るのが一般的です。
外からのアクセスを望むのであれば外階段を設置することも可能です。
屋上のある家に憧れをお持ちの方は多いと思いますが、採用するとどんなメリットがあるでしょうか?
①眺望が楽しめる
もちろん立地や周辺環境によって、眺望を取り込みたいところなのか、それとも視線を遮りたいかはありますが、
1フロア分目線は高い位置になるので、十分に活用できるケースが考えられます。
方角によって外からの視線が気になる場合もあるので目隠しなどの対策を考える必要もございます。
②物干し場として利用できる
屋上は広めの物干し場として使用できます。壁も通常よりも高くすれば洗濯物も外から見られる心配もなく、人目を気にせず物干しをすることが出来ます。
③アウトドアリビングとして使える
休日にはご家族や友人を招いてBBQを楽しんだり、ドッグランとしてワンちゃんを自由気ままに走らせたり、プールを置いて子供を遊ばせたり、のんびりとお茶を飲みながら読書を楽しんだり、様々なシーンでアウトドアリビングを活用できます。それ故に電源や水道はあるとベスト。タープなどの日よけがあるとより快適に過ごせるのであらかじめ金具をつけておいたりすることも良いでしょう。
④夜の屋上を楽しむ
夜空を見ながらお酒を飲むなど至福のひと時を過ごせそうですね。またお子さんと一緒に望遠鏡で天体観測なども素敵ですね!
反対にデメリットはどんなことでしょうか?
①掃除が大変
屋根の掃除を定期的にされる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、屋上の場合は使用する目的がありますから、きれいに保つという意味では定期的な掃除が必要になりますよね。
また排水にゴミや落ち葉などが溜まると詰まりの原因になるため、大雨が降って屋上に水が溜まることないように気をつけなくてはなりません。
②建築コストがアップする。
ペントハウス(塔屋)タイプでも外階段でも屋上に上がる動線を確保しなければならないのでその分のコスト、もちろんペントハウス(塔屋)そのものの費用、防水施工費、立ち上がる壁手摺の費用などが+αでかかってまいります。
③メンテナンスコストがかかる
木造でよく使われるFRP防水は、おおよそ10年でメンテンナンスが必要となります。より耐久性の高い金属防水という工法もあるので初期コストはかかるものの、長期的には経済メリットも出るので、計画時に検討されるのも良いでしょう。
屋上をどんな目的でどのように楽しむか、ある程度イメージしておくことをお勧めします。そうすれば必要な大きさを計画しやすいし、設備なども新築時に取付けることができます。
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