Q&A 平屋で屋根裏部屋は作れますか?
こんにちは。長沢です。
今回は屋根裏部屋についてご説明します。
屋根裏部屋というと、子供たちの秘密基地とか、季節物の荷物を何でも押し込める納戸などのイメージがあると思いますが、呼び名は屋根裏部屋・グルニエ・小屋裏空間・ロフト等、色々ございます。
そんな屋根裏部屋に関するQ&Aです。
Q.平屋で屋根裏部屋は作れますか?
A. もちろん可能です。
屋根裏部屋は天井と屋根の間にあるスペースに部屋をつくることで、
屋根の形状や高さ、勾配などの自由度がある平屋の方が、2階建て・3階建てに比べると計画がしやすいです。
なぜかというと、建築の法令には、北側斜線制限や道路斜線制限・建物の絶対高さなどといった建物にはあらゆる高さの規制があります。
もちろん場所や土地の広さにもよりますが、2階建てよりも3階建ての方がよりその影響を受けやすく、平屋が最もこの規制の影響を受けにくいので、
前記の通り、屋根の形状や高さも勾配も自由がきくのです。
つまり屋根裏部屋を欲しい場所に欲しい大きさで作りやすいということです。
とは言え、もちろんどんな高さにしてもいいかというと、それはNGで、
屋根裏部屋に対しての法規制(ルール)もしっかりと設けられているので、そのルールに合わせた形で計画する必要があります。
まずは天井の高さです。
1M40㎝以下にするというのが決まりですが、これは一番高い所で1M40㎝以下にするという内容のもので、決して平均の天井高ではありません。
1M40㎝ですと当然、大人や小学校高学年以上のお子様は完全には立つことは出来ないのですが、こちらは致し方ありません。どうしても高く取りたいということでしたら、それは2階建ての扱いになってきます。
あくまでも屋根裏部屋ということになると、なるべく天井高を確保できる計画が使い勝手を考えると大事になってきます。
それと屋根裏部屋の広さに関しては、設置する階の床面積の半分まで作ることが出来ます。
半分もあれば結構広いスペースを確保することが出来ますので、こちらは使用用途や目的を決めて必要な広さを計画すればよいと思います。
あとは、屋根裏部屋までの動線として階段や梯子、ハッチ式の折り畳み階段を使用する形となります。
使い勝手が良いのはもちろん固定式階段ですが、設置スペースが必要なこと、コストがかかること、それと行政によっては設置を認めていない所もあるので、設置する場合は可能かどうかをきちんと確認する必要があります。
いずれにしても、屋根裏部屋を検討する場合は、使用目的や使用頻度をしっかりと考えていただき、それに合った大きさや階段を計画するのが大事になってきます。
折角お金をかけて作ったけれども、使いにくくてあまり使っていない、ということにならないようにして頂きたいと思います。
屋根裏部屋付の平屋をご検討の方は是非DAISHUにご相談ください。
使いやすくて楽しい空間をご提案させて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします!
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